ロッキング・オン(2007年3月号)
「ロック名詞選100」。なかなかおもしろかった。表紙のデヴィッド・ボウイはすばらしい。
目次
special issue
- Greatest Lyrics 100
僕は英語がさっぱりなので、洋楽を聴くと言っても歌詞までは聞き取れない。タイトルを見て、ぼんやりと内容を想像したりするのだけれど、たまに訳詩を見たりすると、全く違った内容で驚くこともしばしばある。邦楽にしてもそうで、あまり歌詞をしっかりと聴いていない。演奏と、ビートと、感情さえ伝わればそれでいいと思っている。だから、今回の特集は「歌詞って大事だなあ」という極めて当たり前なことに気がつかされた。いくつかのアーティストには全文訳が載っており、その中でもエミネムの"Stan"、ブルース・スプリングスティーンの"The River"はすごい。特にブルースは本当にすごい。おっさん趣味だとバカにしないでちゃんと聴いてみようと思った。あと、ニルヴァーナの"Smells Like Teen Spirit"は歌詞の記載はなし。編集長日記にも書いてあったが、許可がおりなかった模様。コートニーだな。コートニーだね。
ポール御大64歳。"When I'm Sixty-Four"ですねと聞かれて一言。「クレイジーだよ。」
- Neo Golden Age Of Brit Rock
2000年代のUKロックを振り返り、現在を検証している。なんだか懐かしい。Raging SpeedhornとかThe Musicってどこへ行ったんだろうねえ。
すげー盛り上がってるみたいね。今月号では最も目にしたアーティスト名かもしれない。気になるジャマイカ。
これはただの宣伝。
ロック・グレイツ第17回。モッドファーザーが作る音楽は、The Jamやらソロ作まであまり好みではないのだけれど、このおっさん自体はかっこいいので好きです。
自分もひねくれた人間だし、そんな人物は好きだけど、デーモン・アルバーンくらいひねくれるとさすがにむかつきますな。「"The Good〜"も実はバンド名じゃないんですよ〜、アルバムのタイトルなんですよ〜、だからバンド名は今のところないんですよ〜」だと。はいはいわろすわろす。はよブラーの新作出せ。
ロス郊外出身、名前からしてシリアスなバンドっぽい。哲学的、求道的アメリカン・ルーツミュージックバンド。むむむ、好み・・・。
最近聴いてないなあ。思ったよりも飽きがはやかった。
new comer
「カナダ発、ポスト・パンク決定版!」かあ。カナダはいい。カナダはいいんじゃないか?
アークティック・モンキーズのシングルで60sのクラシック・ナンバーをいっしょにカバーしたやつらだって。ああ、あいつらか。
レディ・ソヴァリン。2007年はリリー・アレンとレディ・ソヴァリンだって天井先生が今月号で言ってたよ。
キーワード:ストイック、売れ線、リバティーンズ似の2級、3級バンド・・・。これも気になる。
headline
ニュー・アルバムが3月14日にリリースだって!!
files
Article
『UKに受け継がれる「リブ・フォーエヴァー」の系譜』(久保憲司)
最近久保憲司のROでの露出が多いのはなぜだ?この人の話は分かりやすくて好きです。
『心の闇ではなく、心の日向』(一條和彦)
最近こんなページを見つけた。「http://hangwire.exblog.jp/」
熟聴エンサイクロペディア(天井潤之介)
「ハードコアのエピローグを無限大に引き伸ばすマーズ・ヴォルタという可能性」
- 『Amputechture』The Mars Volta
- 『Please Heat This Eventually』Omar Rodriguez & Damo Suzuki
- 『There's No 666 In Outer Space』Hella
オリジナル・ハードコアの砕け散った破片が、その後のアンダーグラウンド・シーンに魅力的な才能の花を咲かせる種となったように、あるいはカンの登場が、米英の価値基準とは異なる角度からポップ・ミュージックの新たなモデルを創り上げたように、マーズ・ヴォルタの飽くなき実験/実践はロックを更新する。
Hellaの新作はびっくりするほどマーズ・ヴォルタ。「!!!」といい、今年はポスト・ハードコア勢がすごいことになりそうな予感。
「On The Record」第10回はジェームス・ブラウン。「俺はいつも、ずっと健康で、ずっとパフォーマンスを続けていられるようにと祈っている。」合掌。