Snoozer #56
まさかヴァインズが表紙とは。ボーカルのクレイグがアスペルガーだってことは有名だが、教育関係者という立場から言わせてもらうと、どのメディアもアスペルガー症候群のことがよく分かっていないみたい。特にロッキング・オン。なんか、病気を発症したみたいな書き方してるし。アスペルガーは、いわゆる高機能自閉症*1。要するに、言語機能に障害が無い自閉症なのよね。その点スヌーザーはかなり正確に認識しているみたいだなあと思った。でも、今まで身体障害者ロッカーはいたんだろうけど、知的障害者*2ロッカーは聞いた事が無い。そのせいか、やっぱりどの雑誌にも「障害者」という言葉は出てこない。なんだかタブーになっているようで少し悲しい。
しかし、前号の薄さに比べて今号の厚さは何?先月号の倍ぐらいあるんですけど。その分内容が濃くていいんだけど、読むのに時間がかかって仕方が無い。重いし。
目次
特集:カート・コバーン最後の日々
- The Streets
- Dirty Pretty Things
- Pearl Jam
- Boom Boom Satellites / ブンブンサテライツ
- Asian Kung-Fu Geberation / アジアン・カンフー・ジェネレーション
- Primal Scream
- Corinne Baily Rae
- Daft Punk
- Matisyahu
- Fatboy Slim
- S-Quizmen / スクイズメン
- The Vines
- Herbert
- Rei Harakami / レイ・ハラカミ
- Back Drop Bomb / バック・ドロップ・ボム
- Editors
- The Zutons
- Snow Patrol
- Futureheads
- Mamalaid Rag / ママレイド・ラグ
- Massive Atack
- Spank Rock
- Regurgitator
- beat Crusaders / ビート・クルセイダーズ
- Curly Giraffe / カーリー・ジラフ
- Soft
- Vola & The Oriental Machine
- The Charlatans
- Irving
- Keiichi Sokabe with Kei Iwasaki(Sekaiichi) / 曽我部恵一・岩崎慧(セカイイチ)対談
- Calexico
- Lostage
- Matmos
- Junkie XL
- Arctic Monkeys
- Sigur Ros
- The White Stripes
- Franz Ferdinand
- The Ordinary Boys
- The Kooks
- El Presidente
- Doping Panda / ドーピング・パンダ
- Dresden Dolls
- Pet Shop Boys
- The Flaming Lips
- Grandaddy
- The Rodeo Caburettor / ザ・ロデオ・キャブレター
- Akeboshi / アケボシ
- Motorphycho
- Fink
- Big City Dreams
Snooze In Sneeze out
- Club Snoozer
- Number (N)ine
- i-Warp
- The Raconteurs
- Mystery Jets
- TV on the Radio
- Towers Of London
- The Beaches / ザ・ビーチズ
- Phoenix
- The Spinto Band
- Beyonds / ビヨンズ
- Be Your Own Pet
感想
マトモスのインタビューが異常に面白かった。「マトモス」なのにまともじゃない。シガー・ロスのヨンシーはKat-tun好きだったのか。「女の子みたいにやわらかそう」というコメントまで載せてしまうのがこの雑誌らしい。こっちがひやひやしてしまうよ。