Snoozer #56

snoozer (スヌーザー) 2006年 06月号 [雑誌]

まさかヴァインズが表紙とは。ボーカルのクレイグがアスペルガーだってことは有名だが、教育関係者という立場から言わせてもらうと、どのメディアもアスペルガー症候群のことがよく分かっていないみたい。特にロッキング・オン。なんか、病気を発症したみたいな書き方してるし。アスペルガーは、いわゆる高機能自閉症*1。要するに、言語機能に障害が無い自閉症なのよね。その点スヌーザーはかなり正確に認識しているみたいだなあと思った。でも、今まで身体障害者ロッカーはいたんだろうけど、知的障害者*2ロッカーは聞いた事が無い。そのせいか、やっぱりどの雑誌にも「障害者」という言葉は出てこない。なんだかタブーになっているようで少し悲しい。

しかし、前号の薄さに比べて今号の厚さは何?先月号の倍ぐらいあるんですけど。その分内容が濃くていいんだけど、読むのに時間がかかって仕方が無い。重いし。

目次
特集:カート・コバーン最後の日々

Snooze In Sneeze out

感想
マトモスのインタビューが異常に面白かった。「マトモス」なのにまともじゃない。シガー・ロスのヨンシーはKat-tun好きだったのか。「女の子みたいにやわらかそう」というコメントまで載せてしまうのがこの雑誌らしい。こっちがひやひやしてしまうよ。

*1:諸説あり。

*2:厳密には知的障害ではないのだけれど。