『NIKKI』/Quruli
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: CD
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アルファベットで書くと北欧のバンドっぽくなるなあ。すごいぞ、くるり。
前作「アンテナ」から1年ぶりのアルバム。前作から加入したドラムのクリストファーがくるり型ロックンロールのツボであったと思っている私にとって、クリストファー脱退後の異様なまでの美メロ化、ポップ化は前作からの単なる反動ではないか?という危惧があった。
どうした、くるり、お前たちはロックを捨ててしまったのか?
すみません。前半部分は僕の妄想でした。ごめんなさい、岸田君。
高々にUKロックマンセーとを歌い上げる「Bus To Finsbury」から、「僕たちロックのことしか頭にありませんもうしわけございません」と深々と頭を下げるようなナンバー「(It's Only) R'n R Workshop!」まで、とにかくR&R。
最初はなんとなく聞いていたのだが、聞けば聞くほど聞きたくなる。それなのに、iPodでマイレートをつけても、5つ星がほとんどつかない変わりに、4つ星ばかりついてしまう。これが聞きたい!という曲もないのだけれど、アルバム単位で聞いてしまう。気がつけば、ヘビーローテーション。しかもアルバム単位で。あれ?これってもしや名盤なのでは?
もうね、セルアウトとか言ってるレベルじゃない。オリコンでシングル上位に叩き込んでおいて、自分たちの好きなこと(めちゃくちゃマニアックに)ができるバンドなんて他に誰がいる?