水島新司「あぶさん(57)〜(61)」
- 作者: 水島新司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: コミック
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「ああ〜、この頃から御大も衰えていったのだなあ。」
と感慨深く読んでいた。そういえば、この95年当時からだっけな、
さて、この巻では、日ハムのウエさんが「一番には一番ええバッターが入ったほうが得点しやすい」とか言ってそういいう打順を組んで、まわりの選手や解説者やらが「まさか〜!!」とか言ってますけど、
それその前の年のあぶさんですから。*1
大リーグからスカウトがやってきて、あぶさんを誘いに来ちゃいました。
今では大リーグ嫌いどころかガイジン嫌いの御大からは考えられないエピソードです。
その時の話が結構いい話で、最後にはこんな約束をしてしまいます。
スカウト「じゃあダイエーホークスが優勝したらきてくれますね。」
あぶ「はい。その時点で私の力を買ってくれるなら、喜んでいきますよ。」
あのー、その4年後に優勝しちゃうんですけど、ホークス。 *2
61巻まででは、鉄人あぶさんが初めて故障で出場できなくなるというアクシデントが。このあたりのくだりは読んでいて本当に夢中になりました。野球選手が怪我をするとどうなるのか、描き方がひとつひとつ丁寧で、正に息をのむ展開。治るはずの時が来ても治らない。あせるスタッフ*3、関係者。スポーツ選手にとっては体が資本だが、逆にそれを酷使しなければ飯が食えないという宿命を感じさせるエピソードでした。初期あぶさんの勢いを感じることができ、非常に良かった。
ただ、
治るきっかけが、
娘としていたトンボ捕りって(泣)
オレの感動をかえせーッ!!!