少年ナイフ & eastern youth「ありがとうといえた日」

"SHONEN KNIFE presents SPACE X'MAS Tour 2006"
@心斎橋クラブクワトロ

この日で2006年ライブ納め。最高に楽しいライブになりました。

先鋒はイースタン。ゲストなだけあってかトークは少なめ。しかし、そのストイックなステージが熱気をさらに加速させた。今年のベストアクトに挙げたいくらいの熱いステージ。おそらくほとんどがナイフファンだったのだろうけど、客席全てが息を呑むステージとなった。たった8曲のステージだったけれど、本当によかった。「スローモーション」が聞けたのが非常によい。

ナイフはサマソニで初めて見たときに、いいバンドだなあと思っていたけれど、改めてみて見るとなおさら好きになった。ラモーンズ直系とも言えるシンプルな3分間ポップ。単純すぎる良さが最高に楽しい。ツアー名からも分かるように、とにかく明るく、楽しく、ハッピーなステージだった。また行ってみたいなあ。

そのナイフの演奏中、イースタンの面々が客席で観戦していたのを発見した。吉野氏はバーカウンターでビールで呑んだくれておられた。仏頂面で演奏に没頭されている様は恐ろしくもあったが、帰り際、立ち去る姿を見かけて突撃を試みた。

イースタンを聞き始めて10年近くが経とうとしている。その間、様々な出来事があり、その傍らには必ずイースタンがあった。僕の人生において、イースタンが占める割合は大きいのだ。

だから、この日、めいっぱいの気持ちをこめてお礼を言った。ありがとうございます。差し出した手を、吉野氏はしっかりと握って、ありがとうな、と言った。気持ちは、伝わっただろうか。仏頂面だった吉野氏は、満面の笑顔で握手をしてくれた。