神になれる

いいか、１０年先のことを考えてくれ。

レイザーラモンHGはハードゲイネタでお茶の間のキッズ達の心をわしづかみにしているわけだが、

「ハードゲイ」という言葉の意味を知っている子どもはおそらく少ない。
彼が初めてお茶の間に現れたとき、
物知りな大人は凍りつき、
子どもの口からは
「お父さん（お母さん）、ハードゲイって何？」
という戦慄の言葉が飛び出したはずである。

賢明な親はチャンネルを変え、
やや賢明な親はそれとなくお茶を濁し、
愚昧な親は怒り出す。

そして今、「ハードゲイ」という言葉は一般化し、
「ハードゲイっていうのは、レイザーラモンHGのような人のことを言うのだな。」
と、全ての子ども達はその言葉に疑問に思わなくなった。

しかし、

１０年先のことを考えてくれ。
いずれ来る、真実を知るときのことを考えてくれ。

「何でこんなもんがテレビに出てたんだ？」
「あのセクシャルな腰つきがお茶の間に？」
「そうか！水野晴男ネタはそういうことだったのか！」

「ハードゲイ」の真の意味を子ども達が知ったとき、
彼は神になれる。