水島新司「あぶさん(51)〜(53)」

あぶさん (53) (ビッグコミックス)

あぶさん (53) (ビッグコミックス)

私は水島新司が好きなのだが、その中でも「あぶさん」はベスト3に入るお気に入りである。最近では、水島マンガに残る唯一の良心だと思えるマンガである。

さて、このあぶさん、過去から読み進めていくと、本当に面白い。1974年からずっとパ・リーグで活躍するあぶさんを描き続けているマンガだから、それは同時にパ・リーグの歴史を記していることになるのである。次から次へと懐かしい選手達が出てくる。僕は辛うじて「村田兆治復活」くらいからの記憶があるため、ここから読んでいくと本当に懐かしい気持ちで一杯になる。

この巻では、片岡(現阪神)、下柳(現阪神)、広瀬(元日ハム)、石井浩郎(当時近鉄)などなどが登場。この頃は森西武の黄金時代だったわけで、当時の日本シリーズを、小学校の教室で先生と見た記憶があります。*1毎巻買うたびに、「次は誰が出てくるのかなあ・・・。」これがあぶさんの楽しみであります。

え、この巻のエピソードの感想?
やっぱりあぶさんはすごい
で十分でしょ。3年連続三冠王って・・・。

*1:今だったら・・・。ちなみに土曜日の午後からですよ。この頃は土曜日も学校があったんだなあ。